No.800 四万十川源流 滑床渓谷一之俣~黒尊川源流

メンバー:IK,SK

2017/8/12

晴 20~28℃ 0~3m/s


万年橋駐車場7:20~滑床渓谷~雪輪谷出合7:58~三ノ俣8:53~二ノ俣9:07~一ノ俣9:28~H900m9:57~猪のコル10:30~林道登山口10:35~林道歩き6㎞~黒尊川源流11:53~H 720m沢ばらけ12:36~黒尊小屋13:14~稜線13:35~三本杭14:02~二ノ俣下降口14:16~本流出合15:05~16:24万年橋駐車場(泊)

【距離23.1Km 行動時間9時間7分 累計高度+2078m-2105m 消費カロリー3313Kcal】


本日は、本谷~一ノ俣~尾根の反対側に降り、林道を回って黒尊川源流を詰め~二ノ俣を下降し~本流に戻るという少々長丁場。病み上がりのSには酷だと思うが本人は「別に~」といった感じ。常人からすれば、半月前に大手術をしまだ縫い目もふさがっていないのに・・・沢?。ありえないでしょ! 僕でさえ3月の農作業中の膝の故障でほとんど走れず、結構堪えてしまった。まっ、体をいじめることで、心のリハビリにはなるか。

二ノ俣までは遊歩道がついているので使う。二ノ俣から先は川床を歩く。マイナスイオン飽和状態での緑のシャワー。鳥と緩やかなせせらぎの柔らかいサウンド。何も考えずにペタペタとナメ床を歩く。ここは天国か? 俺は死んだのか?  死の世界がこんなんだったら、喜んで死のうと思う。

二ノ俣~一ノ俣には遊歩道がついていない。素晴らしい滑床をぶらぶらと歩く。⇓ ⇓ 

一ノ俣出合⇓ 

一ノ俣の中流域で沢はばらけ、沢も狭くなったので、尾根に上がる。しばらくで猪のコルに出て、5分下ると林道。宇和島からも四万十からも来るまで来れる舗装道があった。この道を約6㎞・80分で黒尊川源流にかかる「わかば橋」に到着。





四万十川源流は当然いくつもある。その一つが目黒川源流滑床渓谷。滑床渓谷から40㎞下流に下ったところで別れるのが黒尊川。今回は、目黒川源流だけでなくこの黒尊川もどうしても行きたかった。




沢に入るとここは流紋岩や泥岩の沢。滑床渓谷が花崗岩のナメからすると全く違う渓相だ。ガラガラの沢で、ナメ床歩きに慣れてしまった足には堪える。滝らしい滝はない。心も踊ることはなくだらだらと沢を詰める。H 750m付近で、ばらけ、ぐんぐん三本杭目指して沢は上がっていく。やがて、水が無くなりかけたころ「黒尊小屋」が現れる。四畳半ほどの小さなかわいい小屋だ。ここから稜線までは高度差で100mほどあるので、利用する人はほとんどいないだろう。



急斜面に足がパンパンになって稜線に上がり込む。ここから三本杭まではまだ高度差150mほどある。


三本杭は開けた笹の鈍頂。360度見渡せる。ここから二ノ俣下降路まで引返し本流を目指す。


二ノ俣の右岸に立派な登山道がついている。中流部から沢に入る。


本流に出会い遊歩道をぶらぶらと駐車場まで戻る。滑床渓谷は100人近いなんちゃってキャニオニングツアーの人たちであふれ、それまでは充実した沢歩きも興ざめしてしまった。まあ。いろんな楽しみ方があるのだからしょうがない。翌日は沢の予定であったが、Sの患部が悪化したため、足摺岬に立ち寄り帰路に就く。



山岳冒険倶楽部 星と焚火

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