扇山小屋でー泊し、尾前古道を下り、サワラ谷を遡行。木浦古道を下って起点の木浦橋へ。
前日離脱したIは早朝、杉ヶ越からランで合流。
向霧立越(銚子笠~白鳥~国見~三方界隈)は目障りなピンクの標識テープ地獄だが、霧立越の古道はあえて手が入れられていない。極相に達した自然林の素晴らしさと共に、古の生活や文化も感じ取れる数少ない場所だ。
向霧立越がピンクテープ地獄になったのは、九州脊梁山地の一部が九州中央山地五家荘エリアとして山と渓谷の日本山岳遺産に認定され、登山道整備と称する活動の中心が熊本県側の向霧立越で行われている影響が強いと思う。川辺川源流部や内大臣川源流部は、今でも経験の少ない登山者は入らないエリアであるが、登山道整備は良いこととする風潮のためかピンクテープが視界に入らない場所がないほどまでになっている。そしていずれはプラスティックゴミになるテープや標識プレートが放置されているのである。酷いのは樅木本渓支流の一つに川辺川源流地点として案内板まで設置されていたり、本来無名のピークであったにもかかわらず「ここは自分の山」と言わんばかりに山名プレートがあったりする。このエリアではハイキングを楽しむ方が少ないのにもかかわらず、あれほどまでに自然を荒らす(僕にはそう思えてならない)必要がどこにあるのか・・・。自然を楽しむとは、まさに手つかずの自然の状態を楽しむことではないのか?山岳遺産とは手つかずの自然や文化を残すことではなかろうか?
自分自身も自然にインパクトを与えるその一人なので、つぶやきしかしないが、霧立越までピンクテープ地獄にならないことを祈る。せっかくの基金は本当に自然を保全する活動にのみ使ってくれたらなあ。
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