鹿納谷を上部まで詰めた。
基本的に谷相は変わらないが、ほとんどのピンはボルトを残してハンガーが取れていた。
・最初のゴルジュの抜け口はボールナッツで一段上がりそのあとのボルトが抜けていてイチかバチかになる。ここはいきたくない。
・すぐに長瀬の右岸をトラバースし「はと目のピン」は残っているがその先のピンはハンガーが取れていた。よく探せば8㎜のリムーバブルが使える。まここは問題ない。しかし増水時に瀬に落ちたら水に対する緊急時のマネジメントができないパーティは危険が伴う。祝子川でもそうだが、沢登りをなめていてトラブった時に対応できず大きな事故が起きている。祝子川も鹿納谷も問題なく抜けたからそこがちゃんと登れたかというと僕はそうは思えない。僕はここで落ちたら・・・ここで水にのまれたら・・・そのときの対処は事前に考えて登っているつもりだ。
・次の釜付きの6m右から落ちる滝は滝手前のエイドルートは下のピン2本はあるものの抜け口のピン2本が抜けていてもう使えなかった。滝の芯は水量多く今回は逃げてしまった。左の壁際の隙間に挟まるCSにボールナッツがうまいところはまって苦労なくクリア。このルートは行ける。
・橋梁跡迄の下流部はその後問題なし。橋梁跡の緑の釜からは巻かずに大きなゴルジュ滝まではスラブを登れた。ゴルジュ滝はボルト連打のルートはめんどくさくなって巻いた。
・上部後半部は釜からの早瀬は背に赤い2m大の岩が乗っていて、そこに上がり込んでの瀬の突破になる。水量多いと結構難しくなるかもしれない。赤い岩から右岸の壁に取付きまくルートも探索してみたがナチュプロはボールナッツがはまるかもしてないが効かなさそう。長いロストアローならいけるかも。
・林道に抜けて気を抜いて歩いていたら折口を通り過ぎてしまった。
【メンバー】
IK・SK・KA
【天候】
快晴・28度~30度・0m/s
【ギア】
30m8.2㎜ダイナミック 、50m6㎜スタティック(バックアップ)、Maxカム0.5~3、リンクカムフルセット、ボールナッツ小から3本、マイクロトラクション1、プーリー1、エイダー1、防虫ネット・防虫スプレー、藪対策で長袖シャツ
【メモ】
・アプローチはいつものPまで川が払って入れラングラーが問題なく入った。
・ウドウチの林道は鹿納谷源流部まで整備されたようだ。コンクリも打ってありガードレールも新しくなっていた。
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