No.757 市房山 境谷支流 二ツ岩谷(その2/2)

【2日目】

二ツ岩下まで上がり、ニタノオ谷・二ツ岩谷境界尾根を下る。

⇧朝の横からの光でこの桃源郷は輝きを増す。朝露で足元を濡らしながら空気を思いっきり吸い込むと何事にも代えがたい幸福を感じる。何もいらない。ただ生きていることがうれしくなる瞬間だ。

こんな幸福感を知らないで生きていると、大きなことが見えなくなり、何でもかんでも自然保護とばかばかしい極論に行きついてしまうのだろう。

樹林帯を避け右寄りに草地を上がっていくと尾根の鞍部に達する。二ツ岩からの下山尾根だ。この鞍部は草地で急登で息が上がった体を休める。下を眺めると左手にはニタノオ谷が右手には二ツ岩谷が足元の尾根で分かれている。

ここから左の尾根に入るといつも使っているニタノオ谷とそごう谷の境界尾根を通る下山ルートであるが、今回は右のニタノオ谷と二ツ岩谷の境界尾根に下山ルートを見出そうとトライしてみる。はじめは猛烈な低木(ツツジ科の馬酔木とよく似た木)の藪漕ぎとなるがH1300mあたりまで高度を下げると杣道が現れだす。

⇧H1300mの草地の鞍部にはワイヤーや瓶の残骸が転がっている。ここから道らしきものが現れたり消えたりしてだんだんと杣道がはっきりしてくる。

⇧やがて顕著な杣道となり、傾斜が増してくる。途中、50m大滝へと延びる杣道への別れも出てくる。

⇧最後は、入渓地の大釜にドンピシャで到達し、そのまま大釜に飛び込む。熱中症気味になった体をクールダウンし、体についた汚いもの全ても洗い流して、今回の山行は終りとなる。


久々に来たメジャーな沢であったがやっぱりいい!!

山岳冒険倶楽部 星と焚火

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