記録
日時:2016/7/31 晴れ 20℃~28℃
大谷川橋6:55~H800m分岐7:36~H930m分岐8:17~H1200m離沢9:24~1250m尾根登りあがり9:35~P1354m9:50~9:59昼寝10:28~萱原山10:46~H860m尾根離脱11:40~H820m沢横の杣道11:48~第3堰堤林道11:56~12:10大谷川橋
*ロープ必要なし・萱原山からの下山は忠実に尾根を伝う。H860mで尾根細るので沢へ降りると顕著な杣道が沢の右岸につく。
メンバー ・IK,SK
10年ほど前の晩秋、ニタノオ谷を駆け上がり、二ツ岩を回って萱原山へ足を延ばし、萱原山の北尾根を降りたことがあった。通常なら2日がかりのルートだが、それを1日で済ましたので下山が当然遅くなる。スグ谷の板谷川への出会いに着いたのは日が落ちて長い時間がたっていた。そこからさらに10km車道を歩いて入渓地についた時には、もうヨレヨレになった。その時、下山途中、大きな沢音を立てているこの谷のことがずっと頭に残っていた。その後、萱原山からの下山時に何度か渡渉したが、そのたびにいつか足を延ばしてみようと思っていたが、それほど魅力的な沢には思えなかったので延び延びになっていた。
今回、萱原山への一ツ瀬川からの支流を計画中に、記録を調べていたら、山トモのSGさんの記録がヒットした。誰も登ってないだろうと、うっちゃらかしていたので、少々残念だった。でも、左俣はまだ残っている。ここに行ってみようと思った。
入渓してしばらくは堰堤や、登れないえぐれ谷で、巻きばかりだったが、中流域に差し掛かると、とても緑が濃く久々にゆったりとした気分になれた。なんだかゆっくり遡行してみたい気分になり、パートナーに打ち明けると、彼女もそんな気分らしい。そんなオーラがこの沢にはただよっていた。
ロープを使うような刺激的な遡行はできないが、小滝・滑床・滑滝・分岐、これらが飽きない程度に小気味良く繰り返され、ゆっくりゆったりを楽しめる。源流域は目が痛くなるような遠赤色光のシャワーで、実際目の焦点が何となく合わない、ふわふわした気分になれる。いつもだったら、そんな落ち着いた気分を台無しにするブヨやアブも全くいない。もう至福の沢歩きができる場所だった。
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