No. 820 阿蘇赤谷、氷登攀

2017/12/17(日)

メンバー:KI, KS, MN, Uさん(Guest)          

天候:曇り→晴れ     気温:-4~-13℃

活動時間:10時間23分(08:40 → 19:03 ) 活動距離:10.37km  消費㌍:5,313Kcal

高低差:905m    累積標高:+1,762m / -1,741m


前日雨が降ったので、赤谷に氷が着いているのを期待して、K夫妻と3人で来たが、微かな期待は裏切られることになる。

地震の影響で仙酔峡駐車場への道路は崩落しており、通行止めの手前の駐車スペース(5-6台分)に車を停めて、30分程歩いて登山口へ向かう。途中、日本百名山登頂を目指す東京から来た青年と一緒になったり、登山口ではバカ尾根に来た知人のUさんと会ったりで、結局Uさんも加わり、4人で赤谷へ向かう。

氷がほとんど付いていない状況での登攀は予想通り厳しいもので、高岳山頂に着いた時は16:00を過ぎていた。

ここでトレーニングのため一晩過ごすというKIには、ホトホト感心させられたが、夕日に映える高岳山頂を見ることができるならそれもいいかと思う気持ちもあった。ただ、明日の仕事を考えると下山するしかないのが現実だった。

3人で黙々とバカ尾根を下山するも、車にたどり着いた時は、とっぷり日が暮れてしまっていた。

子供達の発表会をスッポかす結果になってしまったので、家で待ち構えているかみさんの表情に怯えながら、温泉も諦め家路を急いだ。


この上は道路が崩落しており通行止め。ここで駐車。


仙酔峡から登山口へ


関門で登攀準備。


KIは正月山行に向けた歩荷訓練も兼ねての登攀!

 (よくやるなぁ⁉️ と思ってたら、他人事ではなくなってしまった) 


氷が付いてない‼️ アイゼンもピッケルもほとんど効かず、先端を引っ掛けるのがやっと。

この状況では、リードできるのはKIしかいない。


氷がなく岩の表面が凍っただけの沢は、KIにとっても楽な登攀ではなく、私のほとんど空身のザックと交換し、リードを任せる。 


KSの身軽さが羨ましい。 

KIの歩荷用ザックを背負ってる私は、元々登攀技術も未熟なため、引きずり上げられるように登ることになる。

三段滝に着いた時は正午を過ぎていた。 気温-10℃。

三段滝は一段目は地震で崩れてしまっている。 

最後の一踏ん張り。


ここに来てやっとまともな氷になる。  

しかし、滝落口のエイリアン氷はいつもより小さい。 


 KSが上がり込み、氷登攀は一応終了。 


このあとはダイレクト尾根のルートをとり、高岳へ。 樹氷と下界の好天が印象的❗ 


高岳山頂にて。今日の仲間達、私、KS、Uさん (KI撮影)。 


KIは本番に向け、ここに残りテント泊。 この時点で -13℃、そこそこ風もあり、夜は更に冷え込むだろう。


われわれは下山。仙酔峡に着くのは日没ギリギリ?


雪に覆われた九重山を遠望。 

16:30 夕日を見ていきたい誘惑を振り切って下山。 


仙酔峡→赤谷→ダイレクト尾根→高岳→バカ尾根→仙酔峡


山岳冒険倶楽部 星と焚火

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